イギリスの砂漠に立つモダンな家!

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Pobble House, Guy Hollaway Guy Hollaway Modern houses
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イギリスに砂漠があると知っていましたか?イギリス南西部ケント州ダンジネス国立自然保護区内、このイギリス唯一の砂漠は国民ですら存在をほとんど知らないそう。平坦で乾燥したこの地域には野生生物、特に海鳥の巣が多くあります。砂利や砂漠の植物が占める乾燥した土地という、一風変わった環境の中に立つモダンな住宅。さっそく見ていきましょう!

All photos by Charles Hosea.

乾いた風景

ロンドンからわずか車で2時間とは思えない程、都市部とは大きく風景が変わります。元々は漁村だったというこの地域、乾燥に耐えられる背の低い植物と砂利に占められたオレンジ色の乾いた風景です。そんな中に立っているのが建築家Guy Hollawayによる住宅です。

建築規制

地域の建築規制により、家を新しく建てる場合は既存の建物と交換し、その建物と同様の規模と割合でなければなりません。このため、Pobbleハウスは既存の建物をベースとした3つのシンプルなボリュームで構成されています。

経年変化を楽しむことができる素材

新しい住居は厳選された材料で構築されています。乾燥や潮風など特有の気象条件を考慮し、そのどれもが経年変化を楽しむことができるもの。例えば外壁に使用されたカラマツ材は、強風と潮風によって時間をかけて淡いシルバートーンへ変化し、写真のコールテン鋼は強度を維持しながらも味わいのある錆び色へ変化します。

植物への影響を軽減する工夫

既存の植物への影響を軽減するため、建物はセメントの柱によって持ち上げられています。建物南端にはその柱を利用したウッドデッキが。快適な屋外空間です。

明るくモダンな室内

室内はとても明るくモダンな雰囲気。オープンプランのLDKは海に向かって開口部が豊富に取られ、ワイルドな景色と自然光をたっぷり取り込みます。そんなワイルドな自然と、洗練されたデザイン家具との組み合わせのコントラストもおしゃれ。スリムなフォルムの薪ストーブも印象的です。

スリット状の開口部

こちらはスリット状に取られた開口部と、ブルーにペイントされた壁とテーブルが印象的なスペース。開口部の形状が変わると景色の見え方も変わってきますが、目を引く風景であることに変わりはありません。

ミニマルで温かいインテリア

砂漠と言ってもここはイギリス、夏でも気温はそこまで高く上がりません。風景を際立たせるミニマルなインテリアの中、家族で薪ストーブを囲み団らんする様子が浮かびますね。

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