イギリスの島に立つ黒い家

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A Timber-Clad House Design on the Isle of Wight: The Sett, Dow Jones Architects Dow Jones Architects Minimalist living room
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本日紹介するのはデザイナーとライターという職業を持つ家族が住まう家です。外観は黒い木材パネルを使った洗練された仕上がり、内部は穏やかで平和的な雰囲気が漂っています。敷地を取り囲む果樹に実る果実のように豊かさを感じるこちらの住宅、手掛けたのはイギリスの建築家Dow Jonesです。詳しく見ていきましょう!

外観

こちらが外観。研ぎすまされた直線で構成された形状、焼き杉のように深い黒を持つ木材、高いコントラストを作る大きなガラス面。威厳すら感じさせる堂々とした佇まいです。

中庭

黒い外壁に囲まれた中庭にあるのは果物が実る樹。豊かに枝葉を伸ばし、家族の為に毎年実を実らせることでしょう。建物はこの中庭に面して開口部が取られているため、日々の成長と季節の変化をいつも身近に楽しむことができます。正面外観からは見えないこともプライベート感を高め、家庭のシンボルツリーとしてより愛着を持つことができます。

穏やかでソフトな雰囲気

内部を見てみましょう。外観で感じた印象とは異なり、内部はとても穏やかでソフトな雰囲気。白と明るいグレー、そして天然木が織りなす静けさと家庭的な温かみに溢れた空間です。空間を切り取るように作られた開口部からは、先ほどの果樹が光を浴びている様が覗いています。

ホームオフィス

こちらはホームオフィスです。冒頭でも述べたようにここに住まうのはデザイナーとライターを含む家族。お飾りのホームオフィスではなく、毎日の仕事の場として日々使用されています。コンクリートの床や金属のオープンシェルフはクールな印象ですが、天然木の優しい質感の家具が温かくリラックスした雰囲気を作り、より快適に作業に集中できそうな空間となっています。

ダイニング

こちらはダイニングスペース。様々な方向に開口部があり、開放的で見通しが良く気持ちがいいスペースです。各方向から庭の緑が見えることと自然光が差し込むことで、森の中にいるような静かでリラックスできる雰囲気。ラスティックな木製テーブルに多種多様なデザインの椅子を合わせた、住み手のセンスを感じるミックススタイルが魅力的です。

リビングルーム

暖炉のあるリビングルームは、洗練されたモダンさと素朴な空気感が同居する独特の魅力を放っています。それは暖炉がビルトインされた仕切り壁のおかげ。レンガを積んで塗装し、手前をベンチのように高さを付けることで暖炉の炭や灰で床が汚れるのを防ぎ、さらにお花や雑貨を飾るスペースとして、そしてもちろん腰掛けとしても機能しています。素朴な木製の籠やスツールでよりほっこり。

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