オリエンタルスタイルを逆輸入!

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Mixing Styles , Studio D. Interiors Studio D. Interiors Asian style living room
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オリエンタルスタイルのインテリアは長い間英国国民を魅了し続けているといいます。

「それらは英国の豊潤で複雑な歴史が文化的、社会的、政治的に変化することによってもたらされた。格安航空やバックパッカーが登場する以前は”エキゾチック”カルチャーはただ「遠く、違うもの」でしかなかったが、現代の生活では私たちはスタイルのひとつとして自宅をデコレーションすることができる。」

Homify UKのアイデアブックに提案されていたオリエンタルスタイルのインテリア。敢えて日本の住宅にこの「英国で流行っているオリエンタルスタイル」を取り込むことで、”現代のミックスカルチャー”インテリアが出来上がるのではないでしょうか。こちらのアイデアブックから幾つか紹介したいと思います。

ワードローブ by Orchid

こちらの観音開きのドアと二つの引き出しを持つ黒いワードローブはトラディショナルなデザイン。左右対称のデザインはオリエンタルスタイルによく見られ、特に中国のデザインにおいては一般的な要素です。光沢のある黒と、真鍮製のパネルのコントラストが美しく、洗練された雰囲気。

主張し過ぎないオリエンタルデザインがどんなスタイルのお部屋にも合わせやすそうですね。

クロッカスランプ by Colin Chetwood

自然物のシェイプをもとにドラマティックで彫刻的な照明を作ることを得意とする Colin Chetwoodによるこのランプ。「クロッカスランプ」と名付けられたこちらはオリエンタル文化から触発されたもの。日本産の紙を使用した柔らかな光が漏れる照明部分と、木の質感を生かしたシンプルなスタンドの組み合わせは日本のモダニズムを感じさせるデザイン。

まさに花開く瞬間のようなこちらのランプは、奥に秘めた控えめな美しさが日本の古き良き文化を表現しているかのよう。

自分だけの静かな隠れ家

このコンパクトなリラクゼーションルームは、実はハックニー(ロンドン北部の地区)の典型的スタイルのテラスから拡張されたもの。窓に面した庭には経済的なノルウェー産のスプルース木材で作られた水平ボードを設置して、小さな洞穴のような穏やかさと静けさを獲得。葉っぱプリントの大判クッションが庭のグリーンと同化して内と外の境界を曖昧にしています。小さなテラスがリラックスと瞑想のための最適なスポットに変身。

旅で得た思い出で寝室を飾る

私たちの多くは幸運なことに、世界のいくつかの国を旅行することができ、また美しい景色を見てアクセサリーや思い出の品を手に入れることができます。ベッドルームは時にそんな個人的経験を反映した最もパーソナルな空間となります。そこでは思い入れの深いアイテムや、人生を変えた思い出の品を飾ったり… 。こちらの荘厳な雰囲気のベッドルームは壁や家具の色使いと陶磁器などのアクセサリーによってオリエンタルスタイルを表現。次の旅行で買うお土産を想像するのは難しくないですね。

キャビネットの鮮やかなブルーが目を引くこちらの寝室。ゴージャスでセクシーな雰囲気作りにこの色使いを真似したい!

タイシルククッション by Le Cocon

英国では見つけることの難しい最高級品質のタイシルクを使用したこちらのクッションはLe Coconのもの。タイでは象は国の象徴であり、仏教やヒンズー教の信仰において特別精神的な意義を持っています。オリエンタルスタイルのインテリアにハンドメイドの品質の良いクッションはマストアイテム。

取り入れやすい小さなアイテムにこそ最高級品質のものを使用するのが英国流。

中田漆木の漆塗り

漆塗りのプロダクトを制作している香川県の中田漆木は”オリエンタル”をテーマにした魅力的な食器を制作しました。桜が散らされた繊細でフェミニンな魅力を持つ高品質な漆塗りは、キッチンやダイニングルームを更に本格的なオリエンタルスタイルに演出してくれます。バイヤーやデザイナーと日本のメーカーを接続するための政府出資のオンラインプラットフォームRin Crossingで購入可能。

西欧から見たオリエンタリズムは今日逆にとても新鮮で、新しいスタイルとしてブームになるかもしれませんね。

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