引違い戸で住まいを広々すっきり!そのメリット・デメリット

Takashi Sasaki Takashi Sasaki
Maßgefertigte Raumteiler und Schiebetüren für die persönliche Note, Elfa Deutschland GmbH Elfa Deutschland GmbH Scandinavian style kitchen
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引違い戸は家の屋外室内を問わず、様々な場面に使われる戸のタイプの1つです。それはふすまに見られるように、古くから日本の住まいや生活スタイルに馴染んできた戸の形です。そこで今回は、引違い戸のメリット・デメリットについて紹介していきたいと思います。長所短所を把握しながら、目的や場所に合わせてそれぞれに使いやすい戸の種類を選んでいきましょう!

メリット1:引違い戸のすっきりとした扉回り

引違い戸は、戸を左右に動かして開け閉めするタイプなので、開き戸のように扉が前後に大きく開くことで扉回りにあるものが邪魔になることもありません。万が一、人や物が戸の前に置いてあっても、戸の開け閉めの障害になりませんし、特に狭い家では扉回りがすっきりとすることで、家具などをより自由に置けるようになります。また、開け閉めしやすいことで、こちらのように縁側などの屋外へ出入りしやすい戸にもなります。

メリット2:開き方が調節可能

扉を少しだけ開けておいて、心地良い風を家全体に通したいという時には引違い戸はとても便利です。こちらのように、ちょっとだけ戸を開けておくなど、自由に開き方を調節できます。開き戸でも少しだけ開けておくこともできますが、やはり開き戸を開けたままにすると、どうしても邪魔になったり、あるいは風で勝手に閉まってしまうこともあるので、開き方を楽に調節できるという点では引違い戸が有利となります。

メリット3:大開口にはぴったり

大きな開口を屋外や室内に設けて、開放的な住まいにしたいという方も多いと思いますが、その時にポイントとなるのが取り付ける扉の種類です。開き戸ではどうやってもそうした大開口には都合が悪いので、こちらのように引違い戸を使ってすべての戸を壁に納めることができるようにすることで、大開口に柱や扉も何もないすっきりとした開口回りとすることができます。

メリット4:誰でも開けやすい引違い戸

引き戸の1つの種類である引違い戸は、誰でも開けやすいユニバーサルデザインであることも1つのメリットとして挙げられます。特に、車椅子に乗っている方にとって、前後に移動する必要がある開き戸は開けづらく、引違い戸のように扉を左右に動かすだけであれば、戸の開け閉めや出入りも非常に楽にできます。こちらのタクタク/クニヤス建築設計が手掛けた住まいでは、さらに扉のハンドルの高さも低く設定されていて、車椅子に乗っていても無理なく開けられるようになっています。

デメリット1:掃除がしにくい

引違い戸のデメリットとしてまず挙げられるのは、その掃除のしにくさです。引違い戸は、床にレールが取り付けられ、そこを戸が左右に動いていくようになっているので、そこのレール部分にほこりやゴミが溜まりやすくなってしまいます。しかし、戸を上から吊るして、床のレールのない引違い戸もあるので、もしそうした汚れや掃除のしにくさが気になるようであれば、そうした上吊り式のタイプにしてみて下さい。

デメリット2:遮音性・気密性に不安

特に室内扉においては、引違い戸は遮音性や気密性で不安が残ります。引違い戸では、隙間風や音漏れがしやすく、そうした面では開き戸が安心です。寝室やトイレ、個室には開き戸を選んだ方がいいかもしれません。しかし、防音性の高い引き戸も出てきているので、そのような場所にはそうしたタイプのものを利用してみて下さい。扉の種類については、こちらの「ドアの種類とそれぞれのメリット」を参考にしてみて下さい。

その他のメリットとデメリットはこちらの記事でも紹介しています。

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