海外のインテリア雑誌などを見ると、日本のそれとはまた違った趣のおしゃれなインテリアに思わず釘付けになってしまうこと、ありませんか?ライフスタイルの違いはありますが、外国らしいおしゃれさを取り入れてみたいと思いつつも、なかなか踏み出せないということもあるかも?!今回は、海外のおしゃれなインテリアをいくつか挙げて、日本人にはあまりなかったアイデアをご紹介します。
海外のインテリア、とひとくくりにすることはもちろんできないのですが、ミニマルでモダンなインテリアって、同系色やモノクロームで統一されている印象があるかもしれません。こちらのお部屋もシンプルな白い壁にベージュを基調とした内装になっています。ベージュや茶色などの同系色でのコーディネートでは、なんとなくぼんやりとしたイメージになるように思われがちですが、こちらでは素材感の違いを出すことによっておしゃれっぽさや個性を演出しています。目を引くアクセントカラーを取り入れることなくスタイリッシュにまとめるすてきなアイデアですね。
明るい色合いでインテリアをコーディネートすると、とても楽しい気持ちになれますが、かといって強い色目を上手に多用するのには経験やトリックが必要かも。こちらのお部屋には青、緑、ターコイズ、白、ベージュなどの多種多様な色が取り入れられていますが、どれも喧嘩することなくあたたかくまとまっています。色目を少しスモーキーに抑えること、強い色の面積を少なめにすることで、カラフルながらも落ち着いた印象の空間づくりが実現できますね。
日本と海外の家を比較して、大きな差が見えるのがバスルームの造り。入浴の習慣が異なるため、お風呂場のインテリアに驚かれる方も多いでしょう。近年では日本でもお湯に浸からずにシャワーのみで済ませる方も増えているため、そういった方には真似してみたいデザインかも?!こちらでは、バスタブとシャワースペースとを洗面台で仕切っています。コンパクトやミニマルな形のものが日本では多い中で、こちらのような存在感のある洗面所は珍しいかもしれませんね。収納などの機能性よりもデザイン性にこだわりを持つ方が、海外では日本よりも多いのかも?
日本の住宅では、繊細な造りのインテリアをよく目にすることがあるように思いますが、外国の広大な土地のある田舎の家などになると、力強く男性的な印象の家が多いように感じます。例えばこちらのお宅は、力強い梁が印象的な天井に、クールな色合いの壁にソファー、そして石造りの頑丈そうな暖炉が、パワフルなイメージを与えてくれます。メキシコの建築家・Juan Luis Fernández Arquitecto の手によるリフォーム物件です。
淡い色でまとめたお部屋って、そこで過ごすだけで優しい気持ちになれそうですよね。こちらはミニマルでメルヘンチックなベッドルーム。鳥かごのモチーフを散りばめて、ナチュラルなカラーリングでコーディネートされたお部屋は、ティーンエイジャーでもいわゆる大人女子でも気に入ってもらえそうなかわいらしい内装になっています。ピンクはかわいい色ながらも、多用すると甘くなりがち。小さな面積で抑えることでちょうどよいアクセントに。
最近では住宅のリフォームが割と浸透してきた日本ですが、それでも古いものを壊して新しい家にしてしまうことが多いかもしれませんね。欧米などでは、古い建物を保護しようという動きも強く、歴史的な外観を保持しながら中だけ新しく作り変えるということも。こちらのお宅はパリの中心部に建つ建物の屋根裏部屋。古さを空間美として取り入れるべく、古い梁をうまく見せる内装となっています。落ち着いた色合いの家具や小物がしっくりと馴染んでいて、ステキですね。
海外のインテリアについては、こちらの記事でも紹介しています。