クローゼットの棚ってどう選ぶ?

Aya F. Aya F.
多摩センターの家/東京のリノベーション, 山田伸彦建築設計事務所 山田伸彦建築設計事務所 Modern living room
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クローゼットの棚ってどのようなものを選ばれていますか?季節ごと、出かける場所などによっても変化するファッションに対応できるように、物を持たないミニマリストでも、暑さ寒さに対応するためにある程度の枚数は必要になるもの。逆におしゃれな人、家族が多いお宅ではクローゼットの棚はいくつあってもありがたいのではないでしょうか。決まったスペースを効率的に収納として利用するにはどうすればよいのでしょうか。今回は衣類収納のための家具選びについて考えます。

クローゼットには大小の棚をアレンジ

クローゼットは、大きければ大きいほど助かる!と思われる方、多いのではないでしょうか。こちらのお宅では、ウォークインクローゼット、というよりは衣裳部屋と言った方がよさそうなくらい大きな空間が設けられています。壁には一面大小の棚が作りつけられており、すべてが見渡せる造り。衣類には、吊るして保管したいものとコンパクトに畳めるものとがあるため、それに対応すべく、棚のサイズにはバリエーションがほしいですよね。

収納ボックスやカーテンでDIY

最近の住宅では、クローゼットに関わらず、水廻りなどにも作り付けの棚が設置されていることが多いようです。とはいえ、それだけではスペースが足りなかったり、そもそも収納が少なかったりということもあり得ます。こちらはニュートラル建築設計事務所の手がけたリフォーム物件。寝室の一角に半透明の引き出し式収納ボックスとポール、カーテンを取り付けることで、大容量のクローゼットを実現しています。使わないときにはカーテンですっきり見せることができていいですね。

子供部屋にはユニット家具

家に住む人の数だけ必要なのが、衣類の収納。小さなお子さんならば衣類もコンパクトサイズですが、大きくなるとともに大人と同じくらいの容量が必要になってきます。こちらの子供部屋には、ベッドやデスクだけでなく、収納スペースも完備。ユニット家具で、引き出し収納のある棚の上にマットレスがのせられているため、とても省スペースです。ベッドの足元には背の高いクローゼットがあり、必要な服はすべてここに収まりそうですね。

ユニットタイプのウォールシェルフは万能!

昔ながらの衣裳箪笥は、デザインによってはインテリアのアクセントとしてもとても素敵ですが、最近の住宅では作り付け収納の普及により、需要が減ってきているといいます。シンプルな家づくりを考えるならば、箪笥よりもユニットタイプのウォールシェルフのほうが、スペースや収めたいものの大きさなどに合わせてアレンジが可能であるため、どんなお宅にもフレキシブルに対応ができて、おすすめです。長いワンピースやコートを掛ける場所、トップス、ボトムスのみを吊るす場所、そして小物やバッグなどを置くスペースなど、利用の可能性が無限に広がります。

間仕切りとしても活躍

収納棚の意外な使い方として注目したいのがこちらのお宅のリビングダイニング。奥のリビング空間と手前のダイニングとの間にある大きな家具は、実は可動式で、一つの大きな空間として使いたい場合には、中央に位置するドアと平行になるように配置します。間仕切りとして利用すると、来客時にも簡単に対応ができるため、とても便利ですね。ワンルームマンションでも、ゾーニングのために取り入れられそうなアイデアです。

Photo: 湯原慎一郎

靴も選びやすく

おしゃれが大好きな人は、服だけでなく靴もたくさんお持ちだったりしますよね。衣類はある程度コンパクトにまとまるものですが、靴はやはり大きさや形が決まっているため、その収納には頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。こちらのお宅では、玄関横にクローゼットまで続く細長い空間があり、そこに靴用のオープンシェルフが取り付けられています。四段に渡ってびっしりと並べられた靴は、なかなか壮観!すべてが見て取れるため、選びやすそうですね。

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