天窓から光が降り注ぐ明るく開放的な住まい

K.Yokoyama K.Yokoyama
3つの天窓のある家, 前田敦計画工房 前田敦計画工房 Modern living room
Loading admin actions …

今回ご紹介するのは、天窓によって快適な自然光が室内に降り注ぎ、居心地の良くなった住宅です。段差のある難しい敷地条件をポジティブに生かして、個性的で開放感のある住空間が見事に実現しています。住宅地でも明るさを上手に取り入れた家作りを目指している方には、何か参考になるアイデアが見つかるかもしれません。このプロジェクトは、東京を拠点に活動している前田敦計画工房によって手掛けられました。一体どんな様子になっているのでしょうか。さっそく詳しく見ていきましょう。

個性的な外観

住宅地の坂道の途中に建っている3階建てのこの住まい。敷地には段差があり一見難しそうな条件ですが、それを感じさせない堂々とした佇まいとなっています。色々な図形が組み合わされたようなユニークな建物のフォルムに、外壁には様々な素材が使われ、デザイン的にもお洒落な雰囲気。また、たくさんの小さな開口がリズム良く配置されているのも目を引きます。とても個性的な外観で、独特な存在感を漂わせていますね。

シックな雰囲気のバスルーム

こちらはバスルームの様子です。質感のある黒い壁がシックで、ホテルのような品のある雰囲気となっています。全体的にモノトーンの色調なので、落ち着いた気分でバスタイムが過ごせそうですね。バスタブに面して横長の小さな開口が設けられているため、程よい自然光も取り入れられます。

吹き抜けのリビング

こちらは2階のLDKの様子です。吹き抜けのリビングは、屋根の形を生かした勾配天井によって、ゆったりとした開放感に包まれています。3階へ続く階段はシンプルなデザインながらも、手すりの直線的なラインが特にお洒落な雰囲気です。カウンターがオープンとなったキッチンも、板貼りで柔らかい雰囲気となっており、室内に優しいアクセントをプラスしています。

天窓から光が差しこむ室内

2階のLDKが快適な明るさに包まれているのは、勾配天井に設置されている3つの天窓があるため。優しい光が降り注ぎ、まるで屋外にいるようなリラックスした気分で一日の長い時間をこのリビングで過ごせそうですね。また柱や間仕切りなどには黒が使われており、インテリアのアクセントとなって空間を引き締めています。バルコニーもあるので、ちょっとした休憩で気軽に屋外に出ることが出来たり、窓を開ければ心地よい風が住まいを通り抜けます。

シンプルで機能的なキッチン

こちらはキッチンの様子です。広々としていてシンプルな作りとなっており、機能性を重視した使い易い印象です。また背面にはたっぷりの収納を設けており、食材や家電、食器など物があふれてしまいがちなキッチンスペースをスッキリと整理しておくことが出来ます。キッチンを使わないときは扉を閉めておくことで生活感を隠すことが出来るので、モダンな室内インテリアの雰囲気も壊さずに済みそうですね。食事の支度でキッチンに立っている際も、LDKにいる家族の様子が見渡せたり、吹き抜けを通じて上の階の気配を感じられたりとつながりが感じられます。

特徴のある開口部

こちらは吹き抜けからリビングを眺めた様子です。勾配天井に設けられた天窓だけでなく、室内には小さな開口が所々に散りばめられているのが分かります。それらがデザインやインテリアの要素としても機能しており、シンプルでモダンな空間に存在感を生み出しているようですね。

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine