キッチンのレイアウトで効率がアップする!

A.Imamura A.Imamura
南鹿島のいえ, shu建築設計事務所 shu建築設計事務所 Modern kitchen Wood Wood effect
Loading admin actions …

キッチンのレイアウトは、毎日の家事動線を効率よくする大切なポイントです。細かくても使いやすさに妥協しないことが重要です。また台所の使いやすさは、動線全体と配置してあるモノ全体で考える必要があります。今回は、そんなキッチンのレイアウトで効率がアップするポイントをご紹介していきます。

キッチン内の動線と効率の良いレイアウトは?

キッチン内のレイアウトを考える際は、調理場内での一連の動きを考える必要があります。大きなポイントは、台所の形と冷蔵庫の位置、そして食器棚の位置で決まります。冷蔵庫と食器棚の配置で迷ったら、まずは冷蔵庫の配置を先に考えましょう。こちらは内田雄介設計室が手がける台所。居住スペースの中心にあり、家族の憩いの場となる調理場がデザインされています。冷蔵庫は左側に配置でき、食材を取り出し→シンクのあるカウンターでカット→右側のコンロで調理といった動線です。II型カウンターは動線が二通り確保されているので、作業している人の邪魔をせず冷蔵庫から食材を取り出せるのも便利です。

クレジット: PHOTO:Ippei Shinzawa

キッチンレイアウトは、調理から片づけまでを考えよう

キッチンのレイアウトは調理時だけではなく、配膳時そして片づけ時の動線を考慮しましょう。特に食器棚の配置を考える際は、片付けまでの一連の動きを考える必要があります。作った料理を配膳する際、洗った食器を片付ける際、どちらの動線もシンプルに効率よくするにはシンクとコンロの間に食器棚が配置できれば便利ですね。こちらはカウンターを通して配膳と片付けができ、そしてパントリーのような大きな収納スペースが後ろに配置されているので無駄な動線のない効率のよいキッチンレイアウトといえます。

冷蔵庫の位置が鍵を握る!

冷蔵庫の位置はキッチンの入り口付近に配置するか、それともキッチンの奥に配置するか、どちらが良いのでしょうか?使いやすさでは入口付近に配置するのが基本といわれています。冷蔵庫が奥にあると、誰かが冷蔵庫にモノを取りに来た際にキッチンの中を通らなければならず混雑してしまいます。家族の動線ができるだけ重ならないように配慮しましょう。こちらはII型のデザインで動線が両側に確保されているので、奥に冷蔵庫を配置しても大丈夫ですね。

こちらでは併せて「Ⅱ型キッチンで余裕のある台所!そのメリット・デメリット」を紹介します。

クレジット: RENOVESTATE

その通路幅はぴったりですか?

こちらのようなU型のキッチンは、独立した空間が作り易いレイアウトです。動線が短く、作業効率が高いので料理好きには好まれます。一方、複数人で一緒に料理をするには不向きな面もあります。このようなU型の台所は、一人で利用するならば90cm程度の通路幅、二人で使用するならば1m20cm程度の幅を確保しましょう。作業スペースの幅が混雑しない調理場をつくるポイントになります。

カウンターの高さは大丈夫?

毎日使う台所は、主に使う人の慎重にあわせたカウンターの高さにしておくことが大切です。一般的に、「カウンターの高さ=身長÷2+5 cm」がちょうどよいと言われています。台所を最もよく利用する方の身長で計算するとよいでしょう。高さの合わないカウンターでの作業は、腰や肩への負担もあり、毎日の調理が億劫になってしまうことも。効率だけでなく、家族に優しい調理場の配慮は大切ですね。

シンクとコンロの位置を考慮しよう

こちらはシンクと調理スペースを分けたレイアウトで、収納場所も多くとれるデザインです。また横の移動距離を少なくできるので作業スペースを広く使えます。一方で、動線としては振り返って作業することが多くなります。そのためシンクの真後ろにコンロを持ってくると危険なので注意が必要です。シンクとコンロの位置は、真後ろではなく少しずらした位置にレイアウトすることで安全性も高まりますね。

【お気に入りのキッチンを探してみましょう!】

homifyに登録されているキッチン一覧

【夢のキッチンを実現してくれる建築家を探してみましょう!】

 homifyに登録されている建築家一覧

Need help with your home project?
Get in touch!

Highlights from our magazine