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サロンとはゲストをお招きするちょっと特別な場所。かつての日本には、応接間や客間とよばれるお客様をお迎えする部屋が玄関のすぐ横にありました。今ではサロンというとヘアサロンなど贅沢なサービスを提供する場をイメージする言葉になりましたが、お客様とコミュニケーションをとる社交の場としての役割は変わりません。今回はインスタグラムで人気のインテリアスタイルに注目し、サロンという言葉にぴったりな16のリビングルームをご紹介します。
過去も柔軟に受け入れたインテリアといわれているコンテンポラリースタイル。レトロなデザインのソファや大きな照明のあるリビングは、特別な雰囲気を演出してくれる人気のアイテムです。オーバーサイズでも透け感のある照明は、モノトーンのコンテンポラリースタイルに軽やかさと華やかさをプラスしてくれます。
*リビングの写真はこちらからご覧いただけます
オフホワイトの天井とダークカラー家具に暖色系のクッションでアクセントカラーを足したリビングルームです。シャンデリアやミラーがエレガントな雰囲気を演出しています。ゲストをお通しするににふさわしい、ゴージャスで落ち着いたインテリアです。
グレーが基調のインテリアはインスタグラムでも人気です。広いリビングルームなら、ゲストをお迎えするパブリックなスペースと、家族がリラックスして過ごせるプライベートのスペースが分けることで、リビングの中にサロン的な空間をつくることができます。グレーが中心のインテリアでも、背もたれの低いソファやあたたかみある色のアクセントで、カジュアルな雰囲気が感じられます。
クラシカルな雰囲気をまとったリビングルームも、ゲストをおもてなしするのにふさわしい空間といえるでしょう。ファイヤープレイス、シャンデリア、高い天井、レザーソファなど、上質なインテリアに欠かせないアイテムにも注目が集まっています。
同じクラシックスタイルでも、こちらはブルーがメインカラー。華やかさが感じられます。ヘリンボーン張りのフローリングはダークな色合いで、ブルーとのコントラストが美しいリビングルームです。
インスタグラムではモノトーンのインテリアが人気ですが、床や壁の仕上げに大理石などの石材を使用することで、ぐっと豪華な印象の空間をつくることができます。
ゴールドやガラス、繊細な装飾を施したビクトリアスタイルは、1870年代から80年代のイギリスによくみられるインテリアスタイルです。豪華で女性的なデザインが多く取り入れられています。現代のビクトリアスタイルはベースカラーに白を選んだリビングにもよく調和し、魅力的なインテリアをつくっています。
ヘリンボーン張りの床、四方框の壁、ウエーブを描く出入り口はクラシックスタイルによくみられる造形です。こちらは日本のデザイナーにより手がけられたサロン風のリビングルームです。デコラテイブな要素を取り入れつつ、どこか親しみを感じるインテリアスタイルに仕上がっていますね。壁のアクセントクロスはインスタグラムでも高評価です。
木の質感を大切にしたナチュラルスタイルのリビングルームは。普遍的な人気を誇ります。繊細なデザインのコーヒーテーブルにオフホワイトのチェアや小さな葉の観葉植物を組み合わせると、ナチュラルさはそのままに、洗練された印象のリビングになりますね。
*リビングルームに関する記事はこちらにもあります
北欧風スタイルは、気の置けないゲストを呼ぶのにぴったりなリビングルームです。北欧風インテリアといえば木素材のあたたかみあるインテリアを想像しがちですが、白とグレーをメインにするとよりスタイリッシュな印象になりますね。色の少ない空間に、一輪挿しの花とエッグチェアのデザインが際立ちます。
インテリアに使われているのはグレー、白、茶の三色。オーソドックスな組み合わせのシンプルモダンですが、カーテンとチェアの張地にこの三色を取り入れた柄のファブリックを使用していることで、メリハリのあるインテリアに仕上がっています。小さな空間ですが、親しいお客様に居心地よく過ごしていただけそうなリビングですね。
こちらはマンションリノベーションにより誕生した、モダンスタイルのリビングルームです。 折り上げ天井にはレトロな表情が感じられます。マンションからの眺めもゲストを歓迎してくれそうな、落ち着いたリビングですね。
寒色系でまとめたスタイリッシュなインテリアも人気です。こちらのリビングは、色分けされたスキップフロアになっています。スキップフロアが空間に変化をもたらし、ここは特別な場所だという印象を与えます。リビングとそれ以外の場所に高さの違いがあることで、ダイニングやキッチンといったプライベートな場所と人が集まるリビングを視覚的に分けています。
スキップフロアは敷地の勾配に沿ってつくられることもあります。こちらのようにダイニングルームとリビングルームに70cmの高低差を設けることで、公的なリビングと私的なダイニングのゾーニングにも役立っています。
クレジット: A.FUKUZAWA
こちらはバーカウンターのあるリビングルームです。この家のオーナーは友人を呼ぶのが好きで、社交場としてバーカウンターをつくったのだとか。インスタグラムでも社交の場としてのリビングがたくさん紹介されていますが、このリビングルームはまさに「サロン」と呼ぶにふさわしい、大人の空間です。
最後にご紹介するのは、環境の良さを生かしたリビングです。大きな窓は雄大な自然の景色を切り取り、訪ねる人をやさしく迎えてくれます。暖炉はインスタグラムでも注目のアイテム。親しい人と過ごす時間をゆっくり楽しめそうな、静かなリビングですね。
＊住まいの専門家はこちらからご覧いただけます
